
Tinkering通信 6月号
さて、今回紹介するのは悔しい思いをした子のお話です。
1年生からTinkeringに参加してくれている現在3年生の男の子(以降A君)。水曜日のプログラミングでゲーム制作をしていました。
その日の内容は、アクションゲーム作り。ぶつかるとスタートに戻ってしまう壁や障害物を避けながら上にあるゴールを目指すゲームです。

そのゲームを作るためにはキャラクターを上下左右に動かすコードが必要になります。動かすためには、x,y座標を入力する必要があり、小学生にとっては難しい内容でした。
クルーがコードについて説明している時に、A君は急に泣き出してしまいました。
よくよく聞いてみると、【説明が理解できなくて悔しい】という理由で泣いたのです。
A君は昨年までも水曜日のプログラミングに参加していたのですが、
昨年まではコードが理解できないときは「どうせできないからいいよ」とすぐに諦めモード…
それが今年は【できないことが悔しくて泣いた】のです!
昨年と今年の間でどんな心境の変化があったのかはわかりません。しかし、明らかにA君の考え方に変化があり、
プログラミングに対する興味・関心が向上したことがわかります。
A君にとって「理解できなくて悔しくて泣いた」という経験は、今後の彼の成長にも大きく影響してきます。もしかしたら、数ヶ月後にはプログラミングが得意になってるかも!?
普段子どもの成長を感じられるのは、成果物や成績など目に見えてわかる部分になってしまいがち。
しかし、今回は普段なら見えない「心」の成長を見ることができました。Tinkeringにとっても今回のことはとても大きなことですし、今後も子どもたちの「心」の成長を感じられるように全力でサポートしていきたいと思います。
今月のブログは以上となります。来月のブログもお楽しみに~!